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ひきこもり、社会に出る 第一話

ボクは大学時代引きこもりだった。
都内にある学生だけが無駄に多い私立大に通っていたのだが、引きこもっていた。
原因はいくつかある。家から遠かったこと、出席を取らないこと、授業内容に興味がわかなかったこと、友達がいなかったこと。
自分の世界にこもるのは楽しい。徹底的に自分に害をなすものを排除し、自分の好きなことだけ見て、生きる。
溜まったフラストレーションはゲームなりネットなりして発散すればいい。

家の外は怖い。人がいっぱいいる。怖い。
この大勢の人の群れに一人、いる。それはとても変に思えたし、不安になる。
自分が何者なのかがとても脅かされた気がした。

だからボクは学校に行くのをやめた。
でも、いつかは学校を出なくてはならない。社会に出なくてはいけない。
特に通いたくない学校にこれ以上通う義理はないが、しかし社会はもっと怖い。

就活をしてみたがはっきり言ってうまくいかなかった。
当たり前といえば当たり前だ。自分が面接官でも自分を落とす。
社交性のなさ、知識のなさ、中身のなさ、やる気のなさ。誰が見てもそれがわかったと思う。

何より致命的なのは自分の考えを簡潔にまとめられないところ、そして人と会話することになれていないこと。
この文章ひとつとってみてもそれはわかると思う。
意味のない単語の羅列。論理的一貫性の欠如。わかりにくさ。

就職留年も考えたが、縁があってとある会社に就職が決まった。
大企業じゃないし、金銭的にも、まぁはっきりいって儲かる仕事じゃない。

ただ、環境はよさそうだと思って就職することにした。
幸い家から近く、自宅通いもできる。
今思うと、一人暮らしなんてとてもできなかった。これだけでも環境面で恵まれていたと思う。
そうじゃなかったら、1年身体がもたなかっただろうし。

1単位でも落とすと卒業できないという致命的な状況で、適度に大学はサボりつつ、なんとか卒業単位に到達。
晴れてボクは大学を卒業し社会人となった。

「環境が変わったら、ボクは変れるかもしれない。そしたら彼女もできたりして・・・」
そんな期待は初日から消え去った。
自分を変えるというのは、環境の変化だけではどうにもならないものなのである。

つづく
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